日本消防協会「消防応援団」ならびに日本AED財団「AED大使」の蝶野さんが、10月1日、リバーウォーク北九州1Fミスティックコートで、小倉北消防署協力のもと開催された『蝶野正洋さんとAED・防災を学ぼう』に出演しました。
イベントはまず蝶野さんのトークが行われ、プロレスの試合で何度なく訪れている小倉での思い出話や、大晦日に放送されていた『ガキ使 笑ってはいけないSP』での収録裏話のこと、防災・救命の啓発活動を始めるに至った経緯などについて語りました。
その後、小倉北消防署の方々が登壇されて、心肺蘇生の手順とAEDの使い方を丁寧に説明。観覧者は「胸骨圧迫は強く、早く、絶え間なく続けて下さい」「胸骨圧迫の深さは5センチくらいで、テンポは1分間100~120回」といった説明に真剣に聞き入り、その後に行われた胸骨圧迫、AED体験に積極的に参加してくれました。
蝶野さんはAEDの普及啓発に加え、地域防災の啓発として「今年9月で関東大震災から100年ということで防災を考え直そうという動きが強まっています。関東大震災は火災の影響がひどかったと聞きますが、いまは地震がきても都市ガスは強い揺れの場合、自動的に止まります。いまは地震による停電からの再通電時による火災に気を付けるなど、対策も変わってきています。また、大きな災害のときは自助が大切です。救命は情報弱者を優先して助けますので、個々が情報をしっかりとっておけば消防の人たちも本当に助けが必要なところに駆けつけられます。まず自助。その次に困った人を助ける。これを機会に防災、救命を学んでもらえれば」とコメント。
なお、小倉市では救急車24台に対して年間6万回出動しており、消防の方からは救急車の適正利用のお願いと、台風や強い雨のときは、住んでいるところが違えば一人一人対策が違うので、命を守るために地域のことを知っておく必要性について説明がありました。
当日、ミスティックコート会場内では、小倉北消防署協力のもと消防車、救急車の展示、地震体験車、こども用防炎衣の試着なども行われました。