日本消防協会「消防応援団」&日本AED財団「AED大使」を務める蝶野さんが、6月16日、天神橋筋四番街商店街において開催された『防災・防犯について学ぼう』にゲスト出演しました。
天満駅前三角広場で行われた今回のイベントには、大阪市北区区長・上野信子さん、天神橋筋四番街商店街理事長・西岡祥富さんも参加。第一部「出陣式&商店街練り歩き」のあとに行われた第二部「トークショー」では、大阪市北区ならびに天神橋筋四番街商店街が取り組まれている防災・防犯活動が紹介されました。
約600店舗が立ち並ぶ天神橋筋商店街は日本一長い商店街と言われており、四番街商店街は防災の取り組みとして、組合員に防災セットを配布し、消火器は定期的に中身を無料で詰め替えているそうです。またAEDは設置済みで、役員の方々はAED講習も受けられ、来街者に安全を守られています。昨年の台風21号の際は、雨風をしのげることから商店街がシェルター的な役割を果たしたそうです。防犯に関しては、260mある四番街商店街内に防犯カメラ22台を設置して、しっかりとしたセキュリティ体制を敷かれています。
大阪市北区は、1年前に、地域と協働して、大阪市北区で想定されている大規模な災害に対して、日ごろからどのような準備をし、災害が発生したときにいかに命を守り切るかを考える手掛かりとなるガイドブック『大阪北区ジシン本』を作成。北区は世帯の9割がマンションに住んでいるという特徴があり、『大阪北区ジシン本』は地震編、水害編、マンション編の本編に、資料編を加えた4編で構成し、それぞれの特徴ととるべき対応が整理されています。なお、『大阪北区ジシン本』は、各種防災講座を受講後アンケートと引換えに配布されています。
一連の取り組みの説明を聞いた蝶野さんは、「街は市民の人たちが力を合わせて守りましょう。共助の精神です。ただ、災害時はまず自分の身を守ってください。自分が助からないと人を助けられません。自助が非常に大切です。そして、公助として大阪市北区は『大阪北区ジシン本』をはじめさまざまな取り組みをされています」とイベントに詰めかけた多くの方にコメント。「区長に四番街商店街の災害避難場は区役所、扇町公園と聞きました。商店街によく来る人、今日初めて来た人もいるかと思いますが、もしものときのために避難場を覚えておいてください」とも言葉を続けました。
『大阪北区ジシン本』詳細=https://jishinbook.net/