日本消防協会「消防応援団」ならびに日本AED財団「AED大使」の蝶野さんが、3月11日イオンモール水戸内原で、水戸市消防局協力のもと開催された『蝶野正洋・防災救命119オープンキャンパス』に出演しました。
東日本大震災から12年を迎えたこの日、イベントではまず、当時のことを振り返りながら、震災の教訓を未来に生かすために「地震が起こったらどんな行動を取るべきなのかを考える」をテーマにトークを行いました。
災害が起きた時、自分の身は自分で守る『自助』という考え方が大切で、蝶野さんは「行政は市民のために一生懸命にやってくれています。ただ、大きな災害のときは最小限で回しているので、すべてをカバーするのは無理ですから、病気の人、高齢者、障がい者、子供といった本当に困っている人を助ける形になります。誰かが助けてくれると思うのではなく、自分の身は自分で守る自助が大切です」とコメント。
水戸市消防局の方からは、イベント中のこの瞬間、エレベータに乗っているとき、ドライブ中に地震が起きたときの正しい行動、正しい避難の説明があり、観覧者は話に聞き入っていました。
他人の命を守るための『共助』を学ぶAEDの実演では、水戸市消防局の方が、心肺蘇生の手順とAEDの使い方を丁寧に説明。その後に行われた胸骨圧迫、AED体験には、観覧者が積極的に参加してくれました。
最後に水戸消防本部からのお知らせとして、いざという時にAEDが使用できるよう備えとして、水戸市はすべてのコンビニにAEDが設置されていること、住民27万人の水戸市は救急車は9台と台数には限りがあるため、本当に必要な人のために「救急車の適正利用」について協力のお願いがありました。
なお、イオンの店舗は、災害などが発生したとき、地域の皆さんのお役に立てるよう、地方自治体と協力支援を約束する防災協力協定の締結を全国で進めており、災害時の救援物資の供給、避難場所として駐車場の提供、防災訓練の共同実施など、地域の防災活動に協力をしています。