(公財)日本消防協会「消防応援団」&(公財)日本AED財団「AED大使」の蝶野さんが、5月27日、越谷レイクタウン『防災フェス2023』において、越谷市消防局協力のもと開催された『イオン防災・救命119 オープンキャンパス』に出演しました。
イベントではまず、東日本大震災を振り返りながら、震災の教訓を未来に生かすために「地震が起こったらどんな行動を取るべきなのかを考える」をテーマにトークを行いました。
また、災害が起きた時、自分の身は自分で守る『自助』という考え方が大切で、蝶野さんは「行政は市民のために一生懸命にやってくれていますが、大きな災害のときは最小限で回しているためすべてをカバーするのは無理なので、病気の人、高齢者、障がい者、子供といった本当に困っている人を助ける形になります。誰かが助けてくれると思うのではなく、自分の身は自分で守る自助が大切です」とコメント。
他人の命を守るための『共助』を学ぶAEDの実演では、越谷市消防局の方が、心肺蘇生の手順とAEDの使い方を丁寧に説明。観覧者は「胸骨圧迫は強く、早く、絶え間なく続けて下さい」「胸骨圧迫の深さは5センチくらいで、テンポは1分間100~120回」といった説明に真剣に聞き入り、その後に行われた胸骨圧迫、AED体験に積極的に参加してくれました。また、越谷市消防局からは、救急車の救急出動件数は増加傾向が続いており、地域の限られた救急車が緊急性の高い症状の傷病者にできるだけ早く到着できるようにするため、救急車の適正利用のお願いがありました。
なお、イオンの店舗は、災害などが発生したとき、地域の皆さんのお役に立てるよう、地方自治体と協力支援を約束する防災協力協定の締結を全国で進めており、災害時の救援物資の供給、避難場所として駐車場の提供、防災訓練の共同実施など、地域の防災活動に協力をしています。レイクタウンではAEDはサービスセンターに設置されています。