(公財)日本消防協会「消防応援団」&(一財)日本AED財団「AED大使」の蝶野さんが、10月27日、マルイファミリー溝口において、高津消防団・高津消防署協力のもと『AED体験イベント』を行いました。
AED救急救命・地域防災の啓発活動に取り組んでいる蝶野さんは、高津消防団によるAEDの実演前、「救急救命で大切なことは声かけです。一人では何もできないので応援を呼んでください。心肺停止の場合、初動の10分が大切。救急車の到着は全国平均8分30秒といわれていますので、敏速な救命処置が求められます」とコメント。
そして、ステージに登場した高津消防団の方々は、「胸骨圧迫は強く、早く、絶え間く続けて下さい。深さは5センチくらいでないと心臓に達しません」「胸骨圧迫のテンポは1分間100~120回」「AEDの操作は音声ガイダンスに従って下さい」と心肺蘇生の手順とAEDの使い方を丁寧に説明。さらに、AED装着の際の注意点として「体は濡れていないか」「ネックレス等の金属類がついていないか」「湿布、膏薬等などはついていないか」の確認を挙げられていました。その後、人形を使った胸骨圧迫の体験には、多くの方が参加してくれました。
今回のイベントに協力をしてくれた高津消防団は、昭和22年に発足し、本団、高津分団、作延分団、橘分団の3個分団103名で組織されており、団員は男性92名、女性11名が所属。管轄は高津区全域で、団員は各々職業を持つかたわら火災、台風などの災害発生時には昼夜を問わず出動し、消防署の職員と街を守っています。
そのため日頃から、仕事の合間に放水訓練や、無線訓練、いつでも出動できるように消防車の点検などを行い非常時に備えており、平常時は、地域の防災訓練などで、住民に消火器の使用方法の指導や、町内会のお祭りやイベントなどの警備も行っていますが、現在は団員が定員に達しておらずイベントを通して団員の募集を行われていました。