(公財)日本消防協会「消防応援団」&(公財)日本AED財団「AED大使」の蝶野さんが、6月4日、越谷レイクタウン『防災フェス2022』において、越谷市消防局協力のもと開催された『AED体験企画~もしもの時に役に立つ~蝶野正洋のイオンDE防災・救命119』に出演しました。
蝶野さんは、災害にあった時に大事なこととして『自助』『共助』『公助』の3つを挙げ、「大きな災害のときに一番大切なのは自助です。地域によって、家族構成によって、マンションであれば階によって、何が必要かは人それぞれ違います。自分の身をどう自分で守るか。自分が助かれば、高齢者、子供、障害者といった災害弱者といわれる、困っている人を助ける共助を行うことができます」とコメント。
もし越谷レイクタウンで地震に遭遇した際には、レイクタウンから「避難訓練を定期的に実施しているので、慌てることなく従業員の指示に従ってください」、火災の場合は越谷市消防局の方より「煙に巻かれて亡くなる人もいまなすので、姿勢を低くして、口をハンカチなどで押させてください」との説明がありました。
なお、イオンの店舗は、災害などが発生したとき、地域の皆さんのお役に立てるよう、地方自治体と協力支援を約束する防災協力協定の締結を全国で進めており、災害時の救援物資の供給、避難場所として駐車場の提供、防災訓練の共同実施など、地域の防災活動に協力をしています。
今回のイベントでは越谷市消防局が、共助にあたる『周りの人の命を守る』ために重要なAEDを用意してくれ「通電障害になるものはないか。湿布が張ってあれば外してください」「胸骨圧迫の際はエアロゾルの関係からハンカチ、タオルを倒れている人の口にあてて」「胸骨圧迫のテンポは1分間100~120回。5cm圧迫してください」といった解説を加えてくれながら、電源を入れてから電気ショックのスイッチを押すまでの操作の仕方を説明。その後、観覧者にAEDの操作を体験してもらいました。
救急車が現場に到着するまでの時間は全国平均8分と言われており、蝶野さんは「声掛けが救命の第一歩。大丈夫ですか?と一声かけるのは勇気が必要で、なかなか声をかけづらい。倒れている人であればなおさらですが、心肺停止は誰にでも起こりえることです。救急車が来るまでに協力をし合うことで命が繋がります」と呼びかけました。
越谷市消防局からは「AEDは本当に大事です。救急隊が現場に着く前に市民の方が使っていてくれれば救命率は高くなります。もしAEDがなければ心臓マッサージだけでも助かり率は高まります」との説明もありました。なお、レイクタウンではAEDはサービスセンターに設置されています。
『レイクタウン防災フェス2022』は今回で10回目を迎える首都圏最大級の体験型防災イベントで、6月4日&5日の2日間、楽しく防災・減災を学ぶために、越谷市消防局・埼玉県警察・防衛省自衛隊の協力のもと、普段見られない特殊車両や水陸両用車両の展示ほか、防災グッズ/災害食/ドローン/アウトドア防災/ペットと防災をテーマにしたワークショップや展示などが行われました。