(公財)日本消防協会「消防応援団」&(一財)日本AED財団「AED大使」の蝶野さんが、11月9日、イオンモール北戸田において、戸田市消防署協力のもと『蝶野正洋の親子で学ぶAED講座』を行いました。
地域防災・AED救急救命の啓発活動に取り組んでいる蝶野さんは、台風被害が続いたことから、改めて自分の身は自分で守る“自助”の大切さを訴え、事前に各自治体が出しているハザードマップ等の情報を自ら取りにいくことを薦めました。また、「陳列棚が並ぶスーパーで買い物中に大きな地震が起きたとき」の対処法、「消火器で消火が困難な場合、屋内消火栓を使っていいのか?」といったクイズを通して、防災・救命の啓発も行いました。
AEDの実演では、戸田市消防署の方々が、心肺蘇生の手順とAEDの使い方を丁寧に説明。観覧者は「胸骨圧迫は強く、早く、絶え間なく続けて下さい」「胸骨圧迫のテンポは1分間100~120回」「AEDの操作は音声ガイダンスに従って下さい」「AEDは救急隊が到着するまでつけたままにして下さい」といった具体的な内容を真剣に聞き入り、胸骨圧迫、AEDの体験には積極的に参加してくれました。
戸田市消防署は予防救急に力を入れており、普通救命講習受講の推進を行っており、市内のコンビニにはAEDが設置されており、すぐに使えるようになっているのこと。救急車の要請は全国1日平均およそ17,400件で、これは5.0秒に1回出動していることになります。病院にたどりつくまでに現場できる対応として、蝶野さんは「一人で対応するのは大変。応援を呼んでください。みんなで協力して助ける気持ち大切です」とコメント。また、救急車をタクシー代わりに使う人もいるようで、本当に必要な人の所へ早く到着できるよう「救急車の適正利用」についても言及していました。